旧カツの亡霊、ドリフェス!と出会う

3/9追記

数日経過し、皆さんのさまざまな想いを覗いて、新たに決意を固めました。

諦めません。

コンテンツ、存続させます。
一度は終了を受け入れて諦めた自分が情けないです。
まだまだ勝負はこれから、もっともっとエール飛ばしていきます。絶対に絶対に、リスタートの武道館にするぞ!

まずはあちこちにご意見、ご要望!やるぞ!

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※近いうちにドリフェス!に対する想いを布教を兼ねて綴ろうと思っていた矢先にコンテンツ終了が発表されてしまい、かなり参ってしまったので自分のために書きました。
※かなり正直に書いてますので、ドリフェス!の好き嫌い、他コンテンツの好き嫌いを多分に含みます。一個人の感情として流して下さい。
※ただの気持ちの吐き出しです。




2016年8月13日、アイカツ!ねらわれた魔法のアイカツ!カードを観にいった。途方に暮れた。これでアイカツ!は終わりなんだ。生きる気力が沸かなかった。
家に帰ってきて、そういえばドリフェス!とかいう作品があったなとふと思い出した。ドリフェス!はアプリ事前登録をしていたけどその時までまったく記憶になかった。気づいたらサービスは始まっていたので(事前登録報酬の千弦のドリカをもらい損ねた…)早速DLしてみた。

結果、めちゃめちゃハマった。

私とアイカツ!の出会いは結構遅くて、二期終盤~三期頭頃だったと思う。あかりちゃんに一目惚れした。友達についていったナンジャタウンで、目的だった弱虫ペダルアイカツ!が同じ時期にコラボしていて、大スター宮いちご祭りの時のヴィジュアル絵であかりちゃんはポンポンクレープとしてコラボしていた。
そこから一気にアイカツ!本編を見た。GWだったと思う。アイカツ!はすごく面白くて、そのままどんどんのめり込んだ。DCDもやった。仕事終わりに友達とDCDをやりに行くのが楽しかった。
世代が変わっても、次の週になっても、面白かったアイカツ!に私は全幅の信頼を寄せていた。だから4月から新シリーズが始まると発表されても全然平気だった。sideMもずっとやってたから、八代拓ちゃんがスバル役に抜擢されたのもますます期待が膨らんだ。私はアイカツ!スターズ!が楽しみだった。
だけど駄目だった。1話、2話、3話と重ねていくうちにどんどん気持ちが暗くなった。曲はいいのに(スタッフが同じだから当たり前だけど)単純に話が面白くない。それでも夏までは見ていた。映画があるから。そして映画を見て、宗教が違う、と決定的に思ってしまった。私はアイスタの客ではなかった。

ドリフェス!は男版アイカツ!と聞いていたので、縋る思いでDLした。
まず曲が良かった。二次元アイドルなのにキャラソン感がなくて、三次元のドルソン寄りだったのが私は結構気に入っていた。特にサクラレターが好きで、早く叩きたくて、でも最初はちょっと遠くて苦労した。ハイエンブレムも一番好きなコーデだった。
3Dはそんなに綺麗じゃなかったかもしれないけど、その時ってまだ男の子で3Dの音ゲーって私は見たことなくて(あったのかもしれないけど)動作も軽いしそんなに不満はなかった。スマホが大きいのでノーツの叩き方が左右だったのも助かった。
立ち絵もアプデ前はやばかったし、声優もちまたで評価の通りあまり上手くはなかった。でも私はちょっとずつ解放されるトツバクやミラステのストーリーが大好きだった。みんな可愛いし、いい子だし、応援したいって思えるアイドルだった。楽しくてにこにこプレイした。
ガチャがキャラクターじゃなくて衣装なのもいい。自分の好きな衣装は自分の好きな推しになんでも着せられる。楽しい。
ドリアピは千本キッスがお気に入りで、今でも一番好き。アニメで純哉くんがドリグリセンターで披露した時には穏やかじゃなかった。

そう、私の推し、佐々木純哉くんなんです。
でもこれ、もしアプリから始めてなかったら、違ったかもしれないってよく思う。
アニメ化が発表されて(元々されてたっけ?忘れた)PVが公開されると何回も何回も繰り返し見た。
ドリカキャッチのシーンが命がけすぎて笑ってしまったけど、一度取れなかったドリカを奏くんが諦めずに追いかけてキャッチしただけでもう駄目だった。泣いた。そういう小さなところでキャラクター性が出ると思った。アイカツ!だった。
アニメ第1話の先行上映にも行った。そこには期待以上に面白いアニメが待っていた。その時はまだ中の人の名前が覚えられてなくて、一番後ろの席に座った私は大人しく見ていた。まぁ、すぐみんな大好きになるんだけど。
アニメはアプリより前の話、ドキュメンタリーという体で放送されていたのも面白かった。アプリではわからないことがたくさん出てきて、だけどキャラが違うとか解釈違いとかそういう面倒くさいことは起こらなかった。むしろ今まで知らなかった部分が出てきて、もっともっともっともっとみんなが大好きになった。
普段円盤を買わない私もドリフェス!は買った。特典のドラマCDも超面白かった。アプリがあってアニメがあってドリフェス!研究室があって3話ごとに振り返り番組があってラジオがあって、とにかく福利厚生が厚かった。私はドリフェス!を堪能した。

イベントにも行った。最初の頃、ドリフェス!は告知が遅くて前から入れていた予定に被ることが多かったのでこれだけは不満だったけど。舞台を見に地方に行くのも好きだったし、あとありがたいことに私には近い価値観で同じくらいドリフェス!にはまった友達がいたのであちこち行っていた。
そうこうしてるうちにキャスト個人のこともだんだんわかってきた。元々私は若手俳優や若手声優を応援するのが好きだったのもあって、これから育て上げるコンテンツが合ってたのもあると思う。
それと、他と違ってみんなアイドルはドリフェス!だけだったのも良かった。私は自ジャンルのアイドルの声優が他作品でアイドルをしているとこを見ると舌を噛みきって死んでしまう病気を患っているんだけど、(これは100%私の性根が悪いだけですごめんなさい)ドリフェス!にはそれがない。Dear DreamはDear Dreamだけ、最高。それと、声優さんに本来の職業の傍ら膨大な時間を割いて稽古をしてもらってライブをしてもらうのも申し訳なかった。アイカツ!の声優さんと歌唱担当で別々というスタンスも好きだったし。もちろん「俳優」としての仕事の一環としてドリフェス!があるだけなのも理解しているけど、ドリフェス!はキャラクターとしてステージに立つと言うよりキャラクターと連動して三次元のDear Dreamとして立っているという見方が強かった。

でもね、終わっちゃうんですって、ドリフェス!
なんでだろうね。そりゃあね、嫌いなところもあったよ。アプリはガチャ渋いし。体感でいうとsideMかドリフェス!かって感じだった、ガチャの渋さは。しかも三枚集めないとコーデは揃わないわけ。靴だけないというアイカツ!DCDの時の悪夢が蘇るよね。私が一番課金したのは勇人くんのスイートショコラテェエなんだけど、何百連と回してついぞお目にかかれなかった。SRだったのに。
DCDはやること少なすぎて2、3回ゲーセンに通えばもうやることがなかったのが厳しかったな。椎名小豆くんに一心に投票してたけど、もうあずあずには会えないのかな。それも寂しいよ。声つけてあげたかったしデビューさせてあげたかった。それにDCDも2弾からDS排出いきなり渋くなったよね。
アニメも、正直言うと二期は私つまんなかった。全部じゃないけど二度と見るにはキツい話数が半分くらいあった。二期になって面倒くさい解釈違いとやらが出てきたしまったわけ。公式が解釈違いとか意味わかんないんだけど、でもアプリと同じ人じゃないって思った部分がいっぱいあった。それはそれとして自然災害や怪我とか、本人たちの努力でどうにもならない展開には興醒めした。一期10話、純哉くんがアメリカに留学するかしないかで、どうせしないんでしょって見てて、まぁしないんだけど、でもその予定調和さえドリフェス!にしかないドラマがあった。それがなんか普通のアニメになっちゃった。アイスタにも感じた感情だった。

だから人に勧めて、見て欲しいのは主に一期なんだけど。有名声優じゃないから、絵が女性向けっぽくないから、わかりやすい理由だとこれくらい。見てもらえないんだよね。
大人気のあの作品のアニメも、その作品のアニメも、私は100倍ドリフェス!の方が脚本が面白かった。でもそれじゃあ見てもらえないんだよ。(幸い私の周りは、結構な人が見てくれました。ありがとう、大好き。)
ドリフェス!のキャラクターの、キラキラネームじゃないところ好きだったな。例えば奏くん、弟は律くんという名前で、それだけでちゃんと家族が愛情持ってつけてくれた名前なんだなって感じた。家族描写かあったのも大好きだった。いつきくんの妹のあずさちゃんは(ここも兄妹の名前が可愛い、ちなみにお母さんも可愛い)世界一お兄ちゃんが格好良いって思ってる。だけど二期終盤で慎くんを慎様と呼びドリカを選んでいる姿は将来お兄ちゃんより慎様推しになってしまうんだろうな、などと妄想して楽しかった。(後に友達から慎くんの凸バクで本当にそのような内容があったと聞いて余計笑った)ドリフェス!はドリカシステムっていうとんでもファンタジー設定がある中、他は地に足が着いた作品だった。
一期7話で、いつきくんが色々ままならなくて、純哉くんが声をかけてくれるところで大空あかりのオタクだからアイカツ!96話と97話を重ねて大泣きした。憧れのシャイニングラインだった。

三次元もね。歌もね、特段上手くないんだよね、これがね!初期なんか酷い!帝劇ミュージカル大好きオタクなので(草鞋多いな)歌のハードルは私結構高い。それでも初期は仕方ないよねって思える。でもねー2017年に出してもらったオレサマー、下手だったねぇ…その後の秋、リスウフ。当日は思わなかったけど後日テレビで流れたVTRはひっくり返った…安定してなさすぎない…。いや、踊りながら歌うってね、大変なんだよ。我々が思うより。まして本業俳優だし。でもな~て、このレベルじゃ興味ない人に勧めても効果薄い、そういう出来だった。
それでも、年明けから始まった1stツアー。めちゃ!!!楽しかったーーーー!もうね、友達100人連れて来て、このライブを見せてあげたい!見てほしい!そういうライブだった、初日の東京から。ダンスも歌も今までで一番うまくなってた。何よりどんな空間より今この場所この時間を超える楽しい場所はない、本気でそう感じた、控えめに言ってサイコーを超えてるツアーだった。

コンテンツ終了が発表されて、すごい寂しいし悲しいんだけど、不思議と今は涙は一滴も出ない。
数日前、アイカツ!武道館を見に行った時、ドリフェス!にもいつか終わりはくるんだよな、てうっすら覚悟したんだよね。まさかその数日後に終わりが発表されるなんて思いもしなかったけど。あの覚悟は大きかったと思う。
それに、アイカツ!武道館、びっくりするぐらい楽しかった。これか最後なんて、誰が思える?あんなに熱くて、らぶゆ~で、終わりだなんて一片も思えなかった。キャストもみんな始まりの話ばかりしていた。終わりや最後を強調していた人はいなかったように思う。
終わりではなくこれは始まり。それはまさしく、他の何でもないアイカツ!のアニメから私が学んだことだった。

ドリフェス!も、コンテンツ終了とは言えまだまだCDにライブ円盤に武道館と、決まってるだけでも楽しいイベントはいっぱいある。
もしかしたら未発表のイベントもあるもしれない。個人的にはファンミ04を武道館前にやってほしい。
たぶん、どれも全部、楽しいと思う。武道館ライブ、どんなセトリでどんなことが起こるのか、今からわくわくが止まらない。

だけどやっぱり、しんどい。まだ辛い。今は許してほしい。だってドリフェス!のこと大好きなんだもん。
あ~~~本当、こんなに楽しいのに、キャストも頑張ってて成長してるのに、なんで評価されないんだろう。心底悔しい。売れて欲しい、ツアー後めちゃくちゃそう思った、それから一週間だよ。そんなのってないよ。

武道館、絶対笑顔で参加すると思う。アイカツ!で楽しかったこと、知っちゃったし。
でもきっと終わったらすっごく泣くと思う。

それも楽しみだなって思えるかな。